作品例
梵鐘
千年和鐘
千年和鐘制作の趣旨
千年の山形の歴史、自然並びに先任達への敬意と感謝を表し平和と希望の願いを込め千年の過去から新たな千年の未来へ伝承すべき事を一つのカタチとするために平安期より現在まで伝承してきている世界でも稀有な山形鋳物の技術を結集して伝承と創造の”千年和鐘”を制作することといたしました。
次代へのメッセージ
新世紀を迎えるにあたり、ここ山形で20世紀を生きた私たちの手で何かを残したい。
山形の古き良き文化のの伝承、そして、21世紀を生きる人々へのメッセージを、形あるものとして継承したい、その想いから、500年の悠久の文化が凝縮された山形鋳物でつくる”千年和鐘”が誕生しました。
1200年間消えることなく地域を照らし続けた、山寺、根本中堂の法灯、この地域の人々の平安を祈る先人たちの想いが込められた「千年不滅の火」、そして、山形市を代表とする観光地、蔵王の熊野岳山で採火した「蔵王を照らす太陽の火」、この2つの火を多くの皆さんの手で運び合わせた火を【山形伝承の火】として「千年和鐘」をつくる火種としました。
文様
一千年の歴史を踏まえ、一千年の平和を祈念するという意味合いから、四神の文様を用いています。
雨乞いの神、雲龍を自然の神のシンボルとして、また、乱世の世に平和の兆しとして舞い降りるとされている鳳凰を配しました。
大きさ
高さ 約170cm
重さ 約1t
蓮光寺
平成18年8月10日に、蓮光寺に納めた250貫の梵鐘です。
蓮光寺
梵鐘の型です。
火(溶けた銅と錫の合金)を流し込む前の原型です。
龍頭の部分だけが見えています。
蓮光寺 入魂式
火入れ式の前に、お経をあげてもらいます。
蓮光寺
すみません写真が暗かったのでボケています。
工場の2階、キューポラの上の部分です。
ここから、材料(銅と錫)とコークスを入れます。